ともだち付き合いが苦手と再認識  その②

土曜日の夕方、主人とゆっくり過ごしていたら、友人から「これからカレンダーの引き取りに行ってもいい?急なのでだめだったら全然いいです!!」とラインが来た。

お化粧もしていないし、ちょっとバタバタしそうだったので申し訳ないけどお断りした。

後日、「今週土曜日に伺おうと思うんだけどいい?時間は合わせます」と連絡が来た。問題なかったので時間を指定し、約束した。

 

土曜日は雨だった。近所にとても美味しいケーキ屋さんを見つけたので友人家族とうちの分を主人と買いに行き、飲み物も用意して待っていた。

主人は、私の準備が少し大げさに感じたようだったけど、おいしいものに目がない友人に食べさせたい私の気持ちを汲んで、「せっかくだから」と一緒に選んでくれた。

 

時間になり友人がやってきた。

いつも一緒のご主人がいない。「あれ?旦那さんは?」と聞くと

「下で待ってるの。今日はここで失礼するね!」

「あ、そうなんだ・・」

部屋も片付けて、テーブルにはコップとお皿、お茶菓子もセットしてあった。

友人は、私への手土産と、私の会社の同僚へのお礼の品を両手にいっぱい持って、

「いつもありがとうございます。それでね、これすごく美味しいの!お店のカード中に入れてあるよ!」と笑顔だった。

私もケーキを渡すことにした。主人が食べたがっていたケーキ1つ分だけ取らせてもらって残り4つ、

「3人で4つ食べられる?近所にあるすごく美味しいケーキ屋さんのだから、良かったら持っていって」そう言って渡し、バタバタと引渡しは終わった。

 

見送ったあと、何ともいえないもやもやが胸に残った。

 

玄関で渡すだけなら言ってくれたら良かったのに。

主人はわざわざ歯医者の予約時間を早くしたし、ケーキやお茶を用意したり部屋を整えたりした。

それとも家に上がると勝手に思い込んでいた私が間違っていたんだろうか。。

疲れているのに、私の友人を歓迎するために色々協力してくれた主人にも申し訳なかった。

でも、あんなに手土産いっぱい持って来てくれて。お茶する約束してたわけでもないし。そう思ってもどうしても気分が晴れない。

 

そして、今より付き合いが頻繁だったころに私が友人に感じていたストレスを徐々に思い出してきたのだった。

グループのときでもチクチクストレスを感じていたのに、私はそれを忘れてマンツーで交流してしまい、見事に一発喰らってしまったのだった。

 

 あれは、私が友人と一緒に働いていたころのことだった。